紙資料を無くすべきだと思った話
先日修論発表会の予稿集作成に研究室の代表として参加しました。
そこで発表予稿を160部作成したのですが、14人で協力したのにも関わらず1時間もかかってしまいました。ここで終わった直後に、「あーもっと効率よく終わらせられたなぁ」と考えた自分にパンチを入れたいです。なぜならそもそも、
紙媒体の予稿集を廃止すれば良いじゃん!
と強く思ったからです。というわけで今日は世の中にあり溢れた紙資料を無くすべきだという話をしていきたいと思います。
時間を浪費する
考えて見てください。そもそも紙の予稿集を作らなければ、この修論準備で忙しい時期に集まって1時間も時間を使う必要はなかったです。こういう無駄な1時間を減らしていくことができたら、さらに有益な研究結果だったり教育が大学で行えるのかもしれません。
資源を浪費する
1本の木からA4コピー用紙が13000枚作られるそうで、*1
今回の予稿集作成に約7000枚のコピー用紙が使われました。つまり半分の木が地球から姿を消したことになります。また大学内の学科は約20ありますから、今回の修論発表で木を丸々10本無駄にしたことになります。私の学んでいる化学という学問では、資源を有効に使うための研究が活発に行われているのですが、その研究を発表するのに資源を無駄遣いすることは、あってはいけないと思います。(もちろん生産性の高い資源の活用は必須ですが。)
怪我をする
ふざけていると思ったあなた!!実は私、今回の発表予稿の製本でホチキスの針が指に刺さり血を流すほどの傷を負いました。季節によってはその傷から病原菌やウイルスが入り、大事にいたることも考えられます。 とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、紙の資料を扱っていて指を切ったことがある人は多いのではないでしょうか?紙媒体の資料を減らしていけば怪我の恐怖からも解放されます。
ではなぜ紙の資料はなくならないのか?
- 見やすい
- 書き込みができる
- 伝統だから
少し考えて見た所、上記の3点が紙資料の撤廃を妨げている要因かと思いました。しかし、1つめに関してはkindleに搭載された目に負担がかからないモニター等がありますし、2つ目に関してもタブレット端末でデータを開いて書き込みが可能です。3つめの「伝統だから」と言う理由が一番論外だと思ったかもしれませんが、案外この理由が最もペーパーレス化を阻害していると私は思います。例えば今回の予稿作成に関しては「例年紙の予稿集を作っているから今年も変わらずに作ろう!」といった具合で、無駄なことが多いことに気づかず(あるいは気づいていても煩わしく感じて)これまでの慣習に従っていたと言うことです。いずれにせよ、上記の理由は紙資料で無くてはならない理由ではありませんね。と言うわけで一刻も早く紙資料の撤廃を進めるべきだと思います!
以上、大学の雑務ボランティアから考えた話でした。日々の生活の中でこのような、無駄なことってたくさんありますよね。一人一人が意識して、無駄なことが少しでも減ったら良いですね。
ありがとうございました!